椎間板ヘルニア 闘病日記

椎間板ヘルニアで入院。手術を控え、発症から術後の経過をまとめようと思う。

椎間板ヘルニア ついにぶっ倒れる

年の瀬迫る2016年12月

 

この頃には、左側の臀部からふくらはぎ、つま先まで坐骨神経痛の痛みと痺れでまともに歩けなくなりました。

 

それでもびっこ引きながら仕事に行っていましたが、文字通り日に日に悪化していくヘルニアの痛みで

「これは本当にヤバいぞ。」

と自覚していました。

 

そろそろ大きな病院で、ちゃんと治療せな!と、最初に行ったスポーツ整形でMRIのデータをもらい、地元のクリニックで紹介状をもらい、近々総合病院に!と思っていた12月27日

 

仕事に行く為、朝起きて立ち上がろうとしたとき、左側の臀部からつま先まで我慢ができないほどの激痛。

布団に倒れこみ

「ぐああああああっっっ!!うぐううう!!!」

と、声にならない呻き声を上げ、痛みの波が引くのを耐えるしかありません。

 

なんとか波が引き、壁にもたれかかるようにして歯を食いしばりながら立ち上がる。

 

寝室から外に出て、階段でリビングまで行こうとするものの、どう頑張っても階段を降りる事ができない。

 

「これは無理だ!」

 

とてもじゃないけど仕事どころじゃない。

激痛に耐えながら何とか足を動かすが、その度に痛みの波が襲ってくる。

 

もうあかん。

 

気がついた時には、リビングにいる嫁さんに向かって絶叫してました。

 

「救急車呼んでくれ!!!動けねぇ!!救急車!!」

 

嫁さんが慌てて来てくれ、支えてもらいながらリビングまで移動。

 

横になったら最後、立ち上がるのは無理だと判断し、救急車が来るまで立ったまま痛みと格闘していました。

 

あまりの苦悶の表情と、体を動かすたびに痛みで叫びまくる俺を見て、普段口が悪くて俺をぞんざいに扱う嫁さんが泣いている。

そして娘も「パパ大丈夫!!大丈夫!!」と体をさすりながら泣いている。

 

そんな中、小学二年の息子は録画したアメトークを見ながら爆笑している。

こいつ…

 

そうこうしているうちに救急車が到着。

玄関でストレッチャーに乗せられるが、激痛で絶叫。

お隣さんがビビって出て来るんじゃねぇかってレベルで絶叫。

 

何とかストレッチャーに乗って玄関から運び出される瞬間、忘れもしないがリビングから聞こえて来たのは息子の見ているアメトーク

 

「ヒザ神」

 

というナレーション。

 

何がヒザ神じゃ!!

 

息子よ!

お前はこの状況にも動じないのか!

肝が据わってる。

父は安心したぞ。

 

そして市民病院へ搬送。

 

救急外来に担ぎ込まれ、ストレッチャーからベットに移動。

テレビでよくみるアレ。

 

救急隊員と看護師が体を持ち上げて

いち、にー、さん!

でベッドにズラすやつ。

これが腰に来るんだ。

「うわあああああ!!いてぇえええ!!」

 

ベッドに移され、すぐに痛み止めの注射を肩に打ってもらう。

数分すると、痛みがすこーしだけ落ち着く。

体温、血圧を測ってもらうと、血圧がとんでもない高さに。

看護師が慌てて「普段から高血圧ですか?」と聞いて来るが、「普段から血圧なんかはからねぇからわからん!」と。

そりゃこんだけ絶叫して歯を食いしばって唸ってりゃ血圧も上がるやろ!

 

さらに痛み止めが効いて来て、動かなければ耐えられるレベルに。

 

一通りの診察をされて、そのまま外来に回される事に。

 

市民病院の外来。

しかも年の瀬の12月27日。

患者の数が多い!!

 

数時間待たされてようやく診察。

 

今回は一旦ここまで。

 

次回は神経根ブロックを受けるまで〜受けてからを書きます。

 

ヘルニアと闘っているみなさん、頑張ろうぜ!!